

H10年度に発足した本会は、お父さんからの強い要望でスタートし、毎年たくさんの会員のもと、親子との関わりを深めています。途中入会も大歓迎です。



「残念ですが新里の体育館全てが3月中予約でいっぱいでした。」電話口の知久園長の声は沈んでいた。最後のイベントは自分たちで手作りしたい。そんな我々の気持ちを汲んで園長自ら問い合わせをしてくれた結果報告だった。
もともと準備期間が短い上に過去のデータがない企画だった。実現させるのは難しいのかもしれない。それでも最後に一応聞くだけ聞いてみるか。諦めが支配する中一縷の望みを託し、自慢のガラホをにぎりしめた。
3月5日、この日一度は暗礁に乗り上げた手作りレクリエーション&総会が私の出身地、黒保根で開催されました。多くの人たちのご協力によって、純粋でたくましい子供たちによって、その子供たちを何よりも大切に思う大人たちによって、笑いと感動の一日がつくりだされました。
122人で奏でた笑いや応援の和音は、そのどれもが私たち役員の想像以上に大きく、そして心地いい大合唱となり体育館に響きました。その様子が伝わってくるすばらしい写真が、おやじの会活動記録用のWebサイトにたくさんあります。是非ご覧ください。
今回の総会は事業報告、会計報告、熊本震災義援金の報告の他に会則の改定がありました。時代や会員数の変化に伴い現状に即した会則に加筆修正させていただきました。それから来年度おやじの会役員の選出も行われました。どちらの議案も滞りなく議決され、平成28年度の総会は無事終えることができました。
平成29年度おやじの会役員を紹介させていただきます。
会長 渡邉 寛 氏
副会長 林 純一 氏 ・ 小野 篤史 氏 ・ 成瀬 浩光 氏
会計 木暮 茂樹 氏
書記 天沼 光男 氏
上記の方々がこれまで以上におやじの会を盛上げていってくれるはずです。われら隠居役員も陰ながら応援させていただきます。これからは皆様と一緒におやじの会や新役員を支えていく側になります。どうぞよろしくお願い致します。
今回のイベントはたくさんの方のご協力により実現することができました。園長先生、美和先生、大河先生、水沼温泉センターのみなさん、ウィスパー、○×クイズに現れたサングラスのへんなおじさん。
そして何より生き生きと全力で挑んでくれた子供たち、前つんのめりに参加して下さった会員やご家族の皆様。手作り総会成功のためにご尽力いただき本当にありがとうございました。
我々役員にとって忘れることのできない、最高の締めくくりになりました。心より感謝いたします。
わが子の肩におやじ仲間の手が置かれている。その後ろにまた別の家族が加わった。誰もが満面の笑みを浮かべて次なる相手を探している。
不思議な感じがした。新鮮な感じがした。笑いが込み上げた。あの時、諦めずに手作りに挑んで良かったと思う。
おやじの会会長 粕川 貴之

一年間、おやじの会の会計を務めさせていただきました見供です。
会のお金の出し入れ、各種集計作業等、どちらかというとイベント前後の仕事が主でした。普段は目立たない仕事ですが、やりがいのある仕事でした。
会員のみなさんの協力のおかげで一年間、なんとか務めることができました。本当にありがとうございます。
一緒に役員をさせてもらったメンバーにも恵まれ、大変ながらも楽しい一年でした。また、粕川会長を筆頭に役員一丸となって色々なことに挑戦した経験は、私の今後の人生の糧となると思います。
おやじの会は、おやじの自主性に支えられている会だと思います。今後もこの会が長く長く続いていくことを願っています。
おやじの会バンザイ!!
会計 見供 良紀



3月3日ひなまつり
毎年恒例、保護者会主催のひなまつり、もちつき体験が昨日行われました。
われらおやじの会もお手伝いで参加させていただきました。
おやじたち総勢16名。
忙しい中たくさんのお手伝いご苦労様でした。例年以上におやじが集まり役員一同鼻が高いです。
私も参加させていただきましたがもちつきは重労働。こねるのが一苦労。腰にきますね。
しかし疲れても休むわけにはいかない!!
園児が目の前で応援してくれている…
おやじがんばるよ!!
結果
筋肉痛。
でもやっぱり子供が喜ぶ姿って素敵ですね。
そしてその心を育てている園、親、周りの人々の助け。
本当にこの園のおやじをやれて嬉しく思います。
今回では保護者会がメインで、おふくろやおやじがとてもがんばっていました。
おやじの会がお手伝いとしてこの行事に参加できとても光栄です。ありがとうございました。
今年度も残すところあとわずか。
悔いの残らないようにおやじの会も全力で運営してまいります。
引き続き会員の皆様バックアップをよろしくお願いいたします。
副会長 星野 晃

私は主にメール配信と募金活動の役割をしておりました。
昨年の今頃はとても不安だらけでした。
大人として保護者としてまだまだ未熟な私が役員なんて…と。
しかし実際に会議やイベントを重ねる毎に『なんとか成功させなくては』と。
今までやってきたことを守り、そして今年から新たに挑戦する。責任とプレッシャーがやる気に変わりました。
そして今ではもう一度やりたい。次はこうしたい。などとたくさんの思い出とともに悔いが残りました。
私は土日は基本仕事ですが周りの協力もあり今年度は数多くのイベントに出席できました。
とても充実した一年でした。
私の中での一番の思い出はやはりキャンプです。
子どもたちの楽しそうな笑顔。
親同士の協力的な姿。
あんなに壮大なイベントができるって本当に素晴らしいと思います。
今までおやじの会を守ってきてくれた昔のおやじや、今も守りつづけているおやじに感謝しています。
そして歴史のあるおやじの会の役員ができたことを誇りに思います。
会員の皆様のご協力とご指導があったからこそ、私はここまでやってこれました。
本当に今までありがとうございました。
来年度もおやじの会に入会希望予定です。
今後も人と人との繋がりを大切にし星野家の豊かな心を育みます。
1年間ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
副会長 星野 晃



まるでコウモリ傘の耐久実験のような突風が粉雪を舞い上げて顔面を打ち付ける。いや、撃ち付けると書いた方が正しいかもしれない。耳など露出している部分は、もはや冷たいのか熱いのか判別がつかない。不鮮明な視界の先に勇ましく歩を繰り出す子供たちが見える。
さすがはすぎの子おおぞらの子供たちだ。思った矢先、後方で虎之助が「何も見えない!もうだめだ!」とパンナコッタを塗りたくった様な顔で毒づいている。すかさず傍らの凛二が「とうちゃん、もう帰ろうよ」と弱っちいことをこぼしている。バカヤロウ!!大賛成だ。心の中で叫びながら「気合いれろ、もう少しだ!」と子供たちと自分を必死で励まし続けた。
2月19日、仮園舎前の駐車場に大型バスが2台待ち構えていた。子供たちはもとより、大人もまた目の前の大型輸送車輌に特別な一日の始まりを予感していた。
バスは23家族70人を乗せ予定通りの時間にゆっくりと目的地に向けて動き出した。移動は至って順調、窓の外に見える木々は沈黙し穏やかな日差しを受けている。雪遊び日和だ。そう思いながら眼前に現れた電光掲示板を見るとそこには−9℃と表示されている。「最近目が疲れているな」つぶやいた瞬間今度は幻聴が聞こえた。「はい、今マイナス9度って書いてありましたね」園長がみんなにマイクで説明している。なんとこれは現実なのだ。−9度といえば豆腐で釘が打てるではないか。ところてんで太鼓がたたけるではないか。
驚愕の事実を受け入れる間もなく、我々を乗せたバスは事もなげに極寒のスキー場へと到着した。降りた途端子供たちは、心頭を滅却すれば雪もまた温しと雪にまみれて遊んでいる。親の制止も聞かず早くも寒さを克服した子供連中に舌打ちしながら、とうの昔に潤いを失ったカサカサの身体にムチ打ってゲレンデへと向かった。
到着するとそこはスキー場というよりソリプレイヤーの滑走場。子供たちにとって格好の遊び場であり競技場でもあった。その姿を見ているうちに、おやじたちもいつの間にか童心と引き換えに寒さを忘れていった。
子供たちは時に転倒し、またクラッシュしながら遊びと惨事の境界線を学んでいく。自らの身体を駆使しなければつかむことのできない大切な学びであり健全な成長に必要な通過儀礼だといえる。子供たちの目には一緒に滑走する風の又三郎が見えていたに違いない。始まってしまえば時間はあっという間に過ぎていく。移動時間になり子供たちをまとめると万有引力や位置エネルギーの凄まじさを身体で学んだ彼らは皆一様にいい顔をしていた。
大沼山荘までバスで移動できたのは嬉しかった。山荘に着くと暖房が利いていて、しばしの安息とカレーをありがたく頂くことができた。空腹を満たすと同時にやりきった感がおやじたちの心を徐々に蝕んでいくのを感じた。予定ではこれから大沼の氷上まで歩きそこに穴を開けてみることになっている。がしかし、窓の外はシベリア特急からの景色と見まがう様な怒気を伴った吹雪が吹き荒れている。
やりきった感に骨抜きにされたおやじたちの顔をやりきった顔で順に見回し、意を決して中止を提案しようとした刹那、鬼の副会長加部真司の口から果たして断固たる決行が宣言されたのだった。さいは投げられた、いざ未知との遭遇へ。
やっとの思いで集団に追いつくと、分厚い氷との格闘は始まっていた。子供たちは皆パンナコッタ顔で氷上に突き刺さった大型のドリルを見つめている。我が家の子供たちも何とかたどり着くことができた。気が付けば山荘を出たときよりも風が幾分落ち着いている。おやじたちが交代で懸命にドリルを回す。顔はもちろんパンナコッタだ。「ナンテコッタ!」思わず言った。ドリルの長さが足りない。ハンドルが氷上に当たってしまう。そう思った瞬間、「抜けた!」誰かが言った。見ると氷に開いた丸い穴から水に混じったシャーベットがぷかりと浮いている。引き抜いたドリルの長さを見ると埋まっていた部分は70pもあるだろうか。何と分厚い氷だろう。今度こそ本当のやりきった感がおやじたちの心を満たしていった。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。過酷な環境に身を投じることで、期待と恐怖の間を行き来することで得られるものもある。それ以外に得る方法がないものもある。この日吹き付けた突風はいつか必ず追い風となり、子供たちの背中を押してくれるに違いない。
おやじの会会長 粕川 貴之